もみじまんじゅうの由来
広島の銘菓といえば、まっさきに思い浮かぶのが「もみじ饅頭」じゃないかな。でもどうして、もみじの形のお饅頭を作ろうと考えたんだろうね。
それは、厳島(宮島)にある「紅葉谷」という場所に由来しているんだ。紅葉谷にある「岩惣」という旅館には、天皇や大物政治家などの要人が数多く宿泊したといわれている。そういった客への手土産として、「紅葉谷の名にふさわしいお菓子を」と開発されたのが、紅葉饅頭だったんだって。
一方、紅葉饅頭がうまれたきっかけが、伊藤博文の一言だったという説もあるんだ。岩惣に宿泊した伊藤博文が、仲居さんの手を見て「可愛らしい紅葉のような手だ。焼いて食べたらおいしいだろう」と冗談を言ったところからヒントを得て、紅葉饅頭が作られたとも言われているんだ。
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