鏡餅の由来
昔の鏡の形に似ているから鏡餅って言うんだよ。昔の鏡は青銅製の丸形で、神事(神様を祭る行司)などに用いられていたんだ。名前の由来がわかったから次は鏡餅というものがなぜあるのか、その由来をひも解いていこう。
鏡餅っていうのは「お正月にやってきた神様(年神様)が身を寄せる場所」なんだ。これから始まる一年間、私たち人間が健康で過ごせるよう「生きる力、気力」を授けるためにお正月になると年神様はやってくる。でも鏡餅がないと年神様は身を寄せる場所がないから私たちは鏡餅をお供えするんだ。
お正月が終わると鏡開き(通常は1月11日)をするよね。鏡餅をお雑煮になんかにしてみんなで食べるけどこれも意味があって、鏡餅に宿った年神様の御魂を食べることで「生きる力、気力」を体に取り込むんだよ。
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