「アホウドリ」の漢字は「信天翁」
おもしろい雑学 1
ジョン万次郎という人物を知っているかな。元々は漁師で、ある日船が難破してアメリカの捕鯨船に助けられ、その後英語を身につけて通訳などを務めた江戸から明治にかけての貴重な人材だ。この人が遭難した際、伊豆諸島の孤島「鳥島」で１４３日間生活した。この鳥島には白い鳥がたくさんいて、これを食べて万次郎は生き延びたんだ。これこそが「アホウドリ」。
おもしろい雑学 2
名前の由来は、人間が近づいても全く警戒せず、簡単に捕まえることができる阿呆な鳥だから。あまりに簡単に捕れてしまうので乱獲が起き、その後は絶滅の危機にあるよ。またエサを捕えるのも苦手で、漢字で「信天翁」とも書くのは、エサは天が恵んでくれるものと信じているから、というのが由来という説も。何にせよアホウドリを取り巻く境遇は可哀相なんだ。
その他の漢字表記は
「阿呆鳥・阿房鳥」などがある
