「セイウチ」の漢字は「海象」
おもしろい雑学 1
太く長いキバが特徴のセイウチ。漢字で「海象」と書くように体重は1トンを越えるものもいるよ。名前の由来はロシア語の「シヴーチ」に由来していて、実はトドという意味だよ。そしてロシア語でセイウチは「モールシュ」。ちょっとややこしいね。戦いに勝ったオスがメスをたくさん囲ってハーレムを作るのはオットセイなんかと同じだよ。
おもしろい雑学 2
世界的に有名な児童小説「鏡の国のアリス」には「セイウチと大工」という詩が登場する。これは作者ルイス・キャロルが書いたオリジナルのもので、大工とセイウチが牡蠣を「一緒に会話をしよう」と誘っておきながら最終的には食べてしまうという、かなりシュールな内容。作品の挿絵を担当していたジョン・テニエルはセイウチと大工という組み合わせは描きにくいと抗議し、キャロルは仕方なく大工の代わりに蝶や准男爵を提案したんだけど、結局大工におさまったんだ。