「メリヤス」の漢字は「莫大小」
おもしろい雑学 1
メリヤスとは元々、スペイン語やポルトガル語で「靴下」のこと。日本では輸入されてきた靴下の編み方自体をメリヤスと呼ぶようになり、同じ編み方でできたもの全般をメリヤスとしているよ。ニットとほぼ同義語。漢字で「莫大小」と書くのは、「莫」が「ない」という意味で、大きい人も小さい人も関係なくピッタリ合う、つまり伸縮性に富んでいることを意味しているよ。また江戸時代には刀の柄袋にもメリヤスを使っていたんだけど、刀を抜きづらいのが難点だったんだ。井伊直弼を暗殺した桜田門外の変では、メリヤスの柄袋を使用していた武士がいて、すぐに刀を抜けなかったという逸話も残っているよ。
その他の漢字表記は
「目利安・女利安」などがある