「コノシロ」の漢字は「鮗」
おもしろい雑学 1
小さいサイズのものはコハダと呼ばれるよ。貴重な魚で高値で取引されるんだ。昔は大量に獲れ、ご飯の代わりになるほどだったから「飯代魚」と呼ばれていたこともあったみたい。この時代のころ、下野の国に美しい娘がいた。常盤の国の国司が彼女に一目惚れしたんだけど、娘には恋人がいたんだ。そこで娘の母親は娘が病死したことにした。使者が来た際に棺桶に魚を大量に入れて火葬したんだ。この魚は焼くと焼死体のようなきつい臭いがしたんだ。このときに使った魚こそがコノシロで、子どもの身代わりをしたことから「子代=コノシロ」と呼ばれるようなったんだ。というわけでコノシロは焼くと独特の臭いがするため昔は調理法が少なかった。酢締めにするのが一般的だったようだよ。でも実は焼き物も美味しくて、韓国ではごま油で焼くそうでとても美味しいんだ。
その他の漢字表記は
「鯯・鰶・鱅・子代」などがある