「ブリ」の漢字は「鰤」
おもしろい雑学 1
出世魚の最終形「ブリ」。出世過程の名前は地方によって違っているけど、ブリだけはどこも共通。脂が多い魚だから「アブラ」が転訛して「ブリ」となったという説、年を経た魚だから「フリウオ(経魚)」と元々呼ばれそれが変化した説など、名前の由来はいくつかあるよ。漢字の「鰤」は、師走の季節が一番脂がのって美味しいことや、年を取った魚ということで師匠のような存在だから、とこちらもいくつか説が残っているんだ。
おもしろい雑学 2
男性の前で無知なふりをして甘える「ぶりっ子」は「ふりをする」という意味が由来。魚のブリとは関係ないけど、派生語に「はまちっ子」というのがあったんだ。ハマチはブリになる出世前の名前。つまりぶりっ子よりも程度の低い状態を指しているんだけど、あまり定着はしなかったよ。ちなみにぶりっ子の代表格といえば松田聖子さん。ぶりっ子という言葉が最初に登場したのは江口寿史氏のマンガ「すすめ!!パイレーツ」だとされているよ。