「ハタハタ」の漢字は「鰰」
おもしろい雑学 1
ハタハタとは元々、雷の鳴く音を表している。雷の鳴る時季によく獲れることから、この名前が付けられたんだ。同じ理由で漢字で「雷魚」と書いたりもするよ。主に東北地方や山陰地方で獲れ、秋田県は県魚としている。秋田音頭に「秋田八森ハタハタ、男鹿でオガブリコ」という歌詞があるくらいなんだ。ちなみに八森や男鹿は秋田西部にある地名で、ブリコというのはハタハタの卵のことだよ。ハタハタを使った料理は、しょっつるというハタハタで作った醤油や、それを用いたしょっつる鍋、さらにハタハタ寿司も有名だよ。
おもしろい雑学 2
ハタハタにはウロコがないんだ。そもそもウロコというのは海水が体内に浸透するのを防いだり、体勢を整えるためにあるもの。ハタハタは表面にヌメリがあって、それがウロコの代わりを果たしてくれているんだ。
その他の漢字表記は
「鱩・雷魚・燭魚」などがある