マルクスとレーニンの違い
- 概要 -
マルクスはドイツ(プロイセン)出身の19世紀の経済学者、哲学者で革命家でもある。レーニンはマルクス主義を理論的な基礎として世界初の社会主義革命であるロシア革命を実現した。
- 詳しい解説 -
マルクスとはドイツ(プロイセン)出身の19世紀の経済学者、哲学者で革命家でもある。主にイギリスで活動した。マルクス主義ともよばれる科学的社会主義の創始者である。著作としては『共産党宣言』や『資本論』が有名である。
マルクスは、ヘーゲルの哲学について政治、宗教的にも急進的な考えをもつ青年ヘーゲル派(ヘーゲル左派とも呼ばれる)から出発し、弁証法的唯物論や知的唯物論の理論に到達した。これを基礎に科学的社会主義にみられる革命的政治観に到達し、このマルクスの思想はのちの社会主義運動に大きな影響を与えた。
これに対してレーニンとは19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したロシアの革命家であり政治家である。レーニンはマルクス主義を理論的な基礎として世界初の社会主義革命であるロシア革命を実現した。レーニンはボリシェヴィキを率いて十月革命を成功させ、ソビエト連邦を樹立し、ソ連の初代指導者を努めた。戦時共産主義を推進しプロレタリア独裁を指導した。レーニンの思想はマルクス・レーニン主義と呼ばれる。
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