ホイップクリームとメレンゲの違い

ホイップクリームとメレンゲの違い

- 概要 -

ホイップクリームは、生クリームを泡だてたものである。メレンゲは、卵白だけを砂糖などを加えて泡だてたものである。

- 詳しい解説 -

ホイップクリームとメレンゲは、製菓での用語であり、見た目は少し似ているが、材料も使用方法も全く異なるものである。

ホイップクリームは、英語のwhipped creamからきており、生クリームを泡だてたものである。泡だて度に応じて「○分立て」という呼び方をする。たとえば、ショートケーキをデコレーションする場合、スポンジケーキの周りにクリームを塗るが、この時は六分立てが一般的である。そして、トップにデコレーションするクリームは九分立てと言われ、しっかりと泡だてたものが用いられる。ケーキの上にさまざまな形でクリームが絞りだされてデコレーションされているが、九分立てに泡だてたクリーム(ホイップクリーム)を絞り袋に入れて、絞り袋の先の口金を変えることで、ホイップクリームを絞りだした時の模様に変化をつけることができる。

メレンゲは、英語のmeringueからきており、卵白だけを砂糖などを加えて泡だてたものである。ケーキの種類によって、卵を割った後、卵黄と卵白に分けて、別々に泡だててから最後に一緒に合わせてから焼き上げたり、メレンゲのみを利用して焼き菓子を作る場合もある。

ホイップクリームとメレンゲに共通するものは、泡だてる際にボールなどに油分が少しでも付着していると全く泡立たなくなることである。

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