保育所と幼稚園の違い

-　詳しい解説　-

保育所とは児童福祉法による児童福祉施設の一つで、保護者が働いていたり、病気である場合などに、保護者の委託をうけて子どもを一日のうちの一定時間預かり、世話をしてくれる施設である。保育園とも呼ばれる。対象になるのは０歳から小学校に入学するまでの乳幼児である。
また保育所で働く保育士となるには国家資格が必要である。
ちなみに保育所の管轄は厚生労働省であり、保護施設の一つである。

一方幼稚園は、３歳から小学校就学までの幼児のための教育施設である。19世紀のドイツの幼児教育者フリードリヒ・フレーベルが設立した幼児向けの学校が初の幼稚園である。現在の幼稚園での遊びや実態のほとんどがフレーベルの構想にあったものであり、フレーベルは幼稚園の生みの親と言われる。
アメリカなどでは小学校の前の学校という意味でプレスクールpreschoolと呼ばれる場合もある。
保育所との大きな違いは、管轄が文部科学省であり学校の一つであるという点である。