百貨店と量販店の違い

-　詳しい解説　-

百貨店とは広い売り場に様々な種類の専門店を持ち、衣服、化粧品、宝飾品の他、文具や家具、食器などまで多種類の商品を販売する大きな小売店のことである。専門の販売員が販売業務を行う。デパートとも呼ばれる。
有名な百貨店にはイギリスのハロッズ、パリのギャラリー・ラファイエット、日本の大丸や阪急百貨店、伊勢丹、高島屋、西武百貨店などがある。
通常、高級ブティックが多く入り、各フロアごとにジャンルが異なっている。また地下には食品売り場があり、通常のスーパーとは異なる高級食材や様々な和菓子、洋菓子や総菜の専門店が入っている。デパ地下とも呼ばれて人気がある。

一方、量販店とは商品を大量に仕入れて安く販売することを目的とした小売店である。ヨドバシカメラなどの家電量販店や、シマムラなどの衣料品量販店などがある。百貨店との大きな違いは、百貨店というブランドの有無や店舗の装飾など、取り扱い商品の質が異なる場合もある。特に格安の量販店やアウトレットなどで扱われている衣類などは、同じブランドでも生地が薄いなど量販店向けの製品として分けて生産している場合が多い。