鼻風邪と花粉症の違い

-　詳しい解説　-

鼻風邪とは、風邪の一種であり、特に鼻水や鼻づまりといった鼻周りを中心に症状がみられる場合をさす。鼻風邪は医学的に明確に定義されているわけではなく、鼻水と鼻づまりの他にも喉の痛み、咳、頭痛、発熱、頭が重い感じや服鼻腔付近の痛みなどの症状がある。
赤ん坊や子どももかかりやすく、症状が長引く場合も多い。
また鼻風邪がひどくなり、鼻の中の副鼻腔と呼ばれる粘膜の覆われた部分が炎症を起こし、服鼻腔炎を発症する場合もある。またこれが長引き慢性化することで、慢性副鼻腔炎となることもある。

一方、花粉症とは鼻風邪のようにウィルスにより発症するのではなく、花粉が飛ぶ時期に起こるアレルギーの一つである。一定の季節に起こるので、季節性アレルギー鼻炎とも呼ばれる。人によってどの花粉に対してアレルギー反応を起こすかは異なるが、スギやイネ、ヒノキの花粉が一般的である。
花粉症に一度なると毎年繰り返し発症する。また近年花粉症にかかる人は増加している。