賠償と補償の違い

-　詳しい解説　-

賠償と補償は、不都合な事が生じた場合に生じる金銭問題のことである。

賠償は、違法行為により相手に何らかの損害を与えた場合に、損害分の補てんを行なうことである。

補償は、適法行為の範囲内でありながら、何らかの原因で損害が発生した場合に、損害分の補てんを行なうことである。

賠償に相当する損害は、モノを破壊された等の損害、精神的苦痛に至った損害、著作権侵害により被った損害、などさまざまなケースが該当する。ほとんどのケースは、裁判に持ち込まれ、裁判所から命じられることが多い。

補償は、たとえば、道路拡張工事あるいは再開発等で、住んでいる土地を収用する計画がある場合、計画者から住人に対して計画の説明とともに、収容後の新しい土地と金額を提供することは、補償になる。海外旅行時に空港でスーツケースが破損していた等の場合、空港内で申告すると、修理または修理不可能は場合は補償金が支払われる。