バイオリンとビオラの違い

-　詳しい解説　-

バイオリンとビオラは、弦楽器であり、形がほとんど同じなので混同しやすいが、大きさや音域が異なる。

バイオリンは、弦楽器の中で一番小さい。音域が高く華やかさがあるのでソロで弾かれることも多く、オーケストラの編成の中でも主要なパートを占める。分数楽器があり、体の大きさに応じてバイオリンの形がある。小さな子供がバイオリンを習う時は一番小さいバイオリンから始め、成長に応じてバイオリンを大きいものに変えていく。楽譜はト音記号から始まる。

ヴィオラは、弦楽器の中で2番目の大きさであり、バイオリンよりは大きい。バイオリンより音域が5度下がり、音も低めになるので、脇役になるが、その音は肉声に近い渋さがある。バイオリンのように分数楽器がないため、最初はバイオリンから始め、成長してから、ヴィオラに転向する奏者もいる。楽譜はハ音記号から始まる。

バイオリンは、ピアノと同様にソロで弾ける曲が多く作曲されているが、ビオラは曲が少ない。