ドキュメンタリーとルポルタージュの違い
- 概要 -
ドキュメンタリーは映画やビデオなどの記録映像作品のことである。記録映像、あるいは記録映画とも呼ばれる。取材対象に演出を加えず、素材映像を編集したもので、文学におけるノンフィクションにあたる。ルポルタージュReportageは新聞や雑誌、放送などのメディアで、現地に赴いたジャーナリストがニュースを報告することで、レポート、あるいは現地報告をさす。
- 詳しい解説 -
ドキュメンタリーとは映画やビデオなどの記録映像作品のことである。記録映像、あるいは記録映画とも呼ばれる。取材対象に演出を加えず、素材映像を編集したもので、文学におけるノンフィクションにあたる。
1900年初頭、ドキュメンタリーの父とも呼ばれるアメリカのロバート・フラハティなどによって、記録映画は一つのジャンルとして発展していく。また第二次世界大戦中は国家政策のプロパガンダのために、あるいはまたその犯罪を告発するためのドキュメンタリーが制作された。また、1930年代以降は文化人類学のフィールドワークにも利用されるようになり、映像を活用した人類学は特に映像人類学と呼ばれる。
一方、ルポルタージュ(Reportage)とは新聞や雑誌、放送などのメディアで、現地に赴いたジャーナリストがニュースを報告することで、レポート、あるいは現地報告をさす。あるいはルポライターによって書かれた、社会問題や事件などについて取材を行った記録文学のことをさす場合もある。
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