凍結と冷凍の違い

-　詳しい解説　-

凍結とは凍らせること、あるいは氷結することの意味である。例えば、「道路が凍結している」など。また固まって動かせないことから、比喩的に、「資産を凍結する」などと資金や資産の使用や移動を一時的に禁止することに使われたり、「交渉を凍結する」などと実行中の処理を一時的に中断したり保留にしたりすることにも使われる。

一方で冷凍は、食品などが腐るのを防ぎ、保存するために凍結させることをいう。冷凍庫や冷凍機の他、液体窒素を用いて冷凍する方法がある。寒く冷たい環境やの下で凍結させることは自然冷凍と呼ばれる。自然冷凍によって得られる物に天然の氷や高野豆腐、凍み（しみ）コンニャクなどがある。

また冷凍保存し、必要なときに解凍して食べるように作られた食べ物を冷凍食品という。20世紀以降冷凍技術は休息に発達し、今日では電子レンジで加熱するだけで焦げ目までできて美味しく食べられるピザや、冷凍焼き魚、冷凍ラーメンなど様々な食品が見られる。