伝統と伝承の違い

伝統と伝承の違い

- 概要 -

伝統が国の政策の一つとしての文化をさす場合が多く政治的な意味合いを含んでいるのに対し、伝承は主に庶民の間で伝わっている文化や習慣をさす。

- 詳しい解説 -

伝統(Tradition)とはある民族や社会などの集団において、人の行動や価値観、風俗や習慣、あるいは技術や様式などにおいて古くから伝えられてきた物事のことである。また、それらを次の時代に受け継いで伝えていくこともさす。
例えば、日本の伝統文化には茶道や華道、陶芸、日本舞踊など様々なものがあり、また地方には独自の地域の伝統文化もある。

これに対して伝承(Folklore)も、ある集団の中で古くから受け継がれ伝えられてきた風俗やしきたり、信仰や伝説、知識や技術などのことをさす。同様にそれらを受け継いでいくこと自体も伝承という。民俗学などにおける研究対称となる。

伝統が国の政策の一つとしての文化をさす場合が多く政治的な意味合いを含んでいるのに対し、伝承は主に庶民の間で伝わっている文化や習慣をさす。
また、伝承が古くからのものをそのまま後世に伝えていくことであるのに対し、伝統は同じ技術や材料を使いつつも新しいことに挑戦し革新していくものだと考えられている。

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