テフロンとマーブルの違い

-　詳しい解説　-

テフロン（Teflon）とはアメリカのデュポン社の商標登録で商品化されたポリテトラフルオロエチレンというフッ素樹脂のことである。テフロンという名はデュポン社独自のブランドであるため、他社の製品ではテフロン加工とは呼べず、通常フッ素樹脂加工と呼ばれる。
テフロンはフライパンなどの調理器具の表面のコーティングとして使用されている。テフロン加工されたフライパンは、通常焦げ付きにくいのが特徴で、食品や調味料による侵食にも強い。

マーブルとは大理石のことで、マーブルコートのフライパンなどという場合、特にフッ素樹脂加工で表面を大理石の粉でコーティングしたものをさす。
テフロン加工や従来のフッ素加工のフライパンは、軽く手入れが簡単という利点はあったものの表面が傷つきやすいため、金属製のへらが使えなかった。一方マーブルコートのものは表面に硬い粒があるため耐摩耗性に優れておりコーティングが剥がれにくいという特徴がある。