土と粘土の違い
- 概要 -
土は陸地をおおう物質で、風化した岩石などの礫(れき)つまり小石や、砂、粘土、また生物の遺骸や腐敗物、微生物などからなる。粘土は、地層から得られる土の中でも粘り気のあるものをさし、焼き物の素材にもなる。学術上は非常に細かい粒子でできた堆積物のことをさす。
- 詳しい解説 -
土とは陸地をおおう物質で、風化した岩石などの礫(れき)つまり小石や、砂、粘土、また生物の遺骸や腐敗物、微生物などからなる。土壌とも呼ぶ。太陽系において土をもつのは地球だけである。フランス語で土とはTerreであり、La terreというと地球のことをさす。
生物には欠かせないものであると同時に、また土は様々な生物の活動によって作られたものであるといえる。
粘土とは、地層から得られる土の中でも粘り気のあるものをさし、焼き物の素材にもなる。学術上は非常に細かい粒子でできた堆積物のことをさす。
粘土は水を加えると柔らかくなり、手でのばしたり細工することができ、熱したり焼いたりすると固くなって元に戻らない性質がある。このため陶器や磁器、レンガ作りなどに利用されてきた。また余分な皮脂や汗を吸着するので化粧品の原材料にも使われる。
工作や立体造形などに使われる紙粘土や油粘土、石粉粘土などの原料は、堆積物の粘土ではなく合成素材や石粉、パルプ、小麦などさまざまである。
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