チタンとプラチナの違い

-　詳しい解説　-

チタン（Titanium）とは原子番号22の元素である。元素記号はTiで、チタニウムともいう。単体では銀白色の金属で、軽くて硬いという性質がある。高い耐食性と耐熱性を持っており、非常に安定した物質である。また表面のゴミや汚れを取り除きやすい。チタンは鋼鉄以上の硬さを持ちながら、重さは鋼鉄の半分程度と非常に軽い。またアルミニウムよりは重いが強度は２倍程度ある。
このような性質から、チタンは航空機や自転車、ゴルフクラブ、歯のインプラント治療や人工骨や人口関節などにも使用される。

これに対してプラチナ（Platinum）とは原子番号78の元素である。元素記号はPtで、正確には白金（はっきん）という。ただし、今日では一般にはプラチナと呼ばれることが多い。単体では白い光沢を持つ銀色をした金属である。化学的に非常に安定しており、装飾品などに用いられることが多い。
酸に対して強い耐食性を持ち、金と同様に王水以外には溶けない性質がある。