団体と組織の違い

-　詳しい解説　-

団体とは、人の集まった集団、あるいは共通の目的を持った人々や企業、組合などが集まり結合した集団のことをさす。
法的には団体というと社団や財団の意味を持つが、一般には複数人が集まった集団の意味で用いることが多い。例えば、スポーツにおける団体競技や団体種目などがあり、この反対は個人競技や個人種目である。また団体旅行というと、修学旅行などのように個人ではなく団体で企画し行動する旅行のことをさす。

これに対して組織（Organization）とは共通の目的をもち、その目標を達成するためにその集団を構成する成員の役割や機能が決まっており、何らかの手段で統制されている集団、あるいはそのシステムのことである。会社組織、学校組織、民間組織、非営利組織など様々な種類の組織がある。

団体と組織は同じ目的や目標のために集まった集団である点は共通するが、組織は成員が何らかの専門的な役割を担い、組織の活動のために分業を行い、調整を行うメカニズムを持っている点が異なる。