短期金利と長期金利の違い

短期金利と長期金利の違い

- 概要 -

短期金利は、返済期間の短い債権など期間の短い金融資産や負債における金利のことである。通常、短期金利は期間が1年未満で、期間が1年以上になる場合の金利は長期金利と呼ぶ。

- 詳しい解説 -

短期金利とは、返済期間の短い債権など期間の短い金融資産や負債における金利のことである。通常、短期金利は期間が1年未満で、期間が1年以上になる場合の金利は長期金利と呼ぶ。
短期金利の代表的な商品には銀行間の資金融通を行うための無担保コール翌日物などがある。これは売買の取引が成立した翌日には返済されるものである。
また短期金利は償還期間が短いために流動性が高く、利率の変動も激しい。また市場における資金の需要と供給に大きく影響されるため、金融政策の操作目標となり、日銀による金利誘導の影響を大きく受ける。

これに対して、長期金利は取引期間が1年以上で、主に新規発行の国債の10年債の利回りのことをさす。長期金利は物価の変動予測や、将来の不確実性に対して投資家が要求する金利の上乗せ分とも言えるリスク・プレミアムの影響を受け、住宅ローンなどの長期融資の金利の基準となる。
将来の物価や成長率が上がると予想され、期待インフレ率や期待成長率が上昇する場合は長期金利も上昇する。

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