人工授精と体外受精の違い
- 概要 -
人工授精は、子宮の中に直接精子を注入して、卵子と受精させる方法である。「授精」という漢字は、文字通り、精子を卵子に直接届けるという意味で使われている。体外受精は、卵子と精子をそれぞれ同日に採取し、シャレー上で人工的に受精させたものを、ある一定期間置いてから、受精卵を子宮に戻すものである。
- 詳しい解説 -
人工授精と体外受精は、赤ちゃんができるまでのプロセスの始まりである。似ているので混同しやすいが、全く異なるものである。
人工授精は、子宮の中に直接精子を注入して、卵子と受精させる方法である。「授精」という漢字は、文字通り、精子を卵子に直接届けるという意味で使われている。
体外受精は、卵子と精子をそれぞれ同日に採取し、シャレー上で人工的に受精させたものを、ある一定期間置いてから、受精卵を子宮に戻すものである。
より自然妊娠に近い方法は、人工授精であるが、精子の活動状態や濃度により選択方法が異なる。精子の状態や濃度が1000万/ml以上の場合は人工授精を、500万/mlの以下の場合は体外受精を選ぶことが多い。いずれの方法でも100%成功させることは難しく、人工授精で約10%、体外受精で約20%と言われている。
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