ショールとスカーフの違い

-　詳しい解説　-

ショール（Shawl）とは大きな四角形の大きな布で、三角に折って肩にかけたり、羽織ったり、頭から被ったりして使用する女性用の衣服の一つである。防寒のために用いたり、アクセサリーのようにファッションとして用いたりする。
インドのカシミール地方の男性用の伝統的な衣装が元であり、15世紀にこのカシミア・ショールがインドからヨーロッパに伝わり人気が出た。
素材には毛織物や毛皮、毛糸、木綿、絹などさまざまなものが用いられる。またストールと混同されやすいが、ストールは細長い長方形で、素材も毛皮などショールよりも高価なものが用いられる場合が多い。

一方、スカーフとは女性が装飾用として身につける正方形の薄手の布のことである。首や頭に巻いたりして使う。絹や綿、麻、ポリエステルやウールなどの素材でできている。大きさはショールよりは小さく、ハンカチよりも少し大きめである。似たものとしてバンダナがある。また制服などに使われ、ネクタイのような形に首に結ぶものはネッカチーフと呼ぶ。