消化と代謝の違い

-　詳しい解説　-

消化と代謝は、体に備わっている働き成分である。

消化は、口から摂取した食べ物を各栄養素に転換しながら、血液やリンパに取り込まれ体内に行きわたることをいう。この働きをするのが消化酵素とよばれる物質であり、アミノ酸でもある。

代謝は、消化によって体内の各所に取り込まれた栄養素が筋肉や内臓の正常な働きをするために使われ、エネルギーに転換させたり、病気や傷を癒したり、栄養素を常に新しいものと交換するなど、健康な体を維持するための調節機能を行なっている。この働きは新陳代謝と呼ばれ、代謝酵素という物質によって行なわれている。

消化酵素、代謝酵素ともに人間の体にはなくてはならないものであるが、体内で生産できるものとできないものがある。体内で生産できないものは食べ物によって補給する必要がある。