出荷と発送の違い

-　詳しい解説　-

出荷とは倉庫などから商品や荷物を積み出すことである。一方、発送とは、荷物や郵便物などを届け先に向けて送り出すことである。順番としては出荷を行い、続いて発送が行われる。
したがって、即日出荷という場合は注文を受けたその日のうちに倉庫から配送業者に向けて送られることを意味し、即日発送という場合は、注文を受けたその日のうちに消費者に向けて商品が送られることを意味する。
同じように例えば「工場出荷の状態」というと、工場の倉庫から出たときの状態のことをさす。

また出荷は商品を市場に出すという意味でも用いられる。例えばある野菜を農家が収穫し、市場に出した量などを「野菜の出荷量」という。
出荷量を調べることで、ある商品がどれだけ市場に出回り、人気があるかを知る視標になるが、たとえ生産者から販売店への出荷量が多くても、消費者がそれを購入しているとは限らず、販売店で在庫として残っている可能性もあるため、出荷量は必ずしも販売量とは一致しないので注意が必要である。