シフォンとスフレの違い

-　詳しい解説　-

シフォンとスフレは、お菓子のひとつであり、メレンゲ（泡だてた卵白）の力で膨らませるものである。ともに柔らかい食感が楽しめる。

シフォンは、chiffon（フランス語）と書き、本来は絹織物（絹モスリン）のことである。この素材は、スカーフ、ベール、ブラウスなどに使われることが多い。お菓子の「シフォンケーキ」はアメリカで考案されたケーキであるが、食感が絹のようになめらかなことから、シフォンケーキと呼ばれるようになった。シフォンケーキは、メレンゲの力で膨らませ、真ん中に穴があいている円筒型のケーキ型に入れてオーブンで焼成する。冷ましてから食べるが、冷めても形はそのままで、食感は軽くてなめらかなケーキである。

スフレは、souffl?（フランス語）と書き、「膨らんだ」という意味である。スフレはお菓子や料理などにも使われ、メレンゲにクリームソース、ペシャルメソースなどさまざまな材料を加え、円筒形の型に入れて、オーブンで焼成すると、卵白に含まれている空気が熱で膨張するので2〜3倍ほどに膨らむ。冷めるとしぼんでしまうので、温かいうちに食べるものである。食感はどちらかというとシュワシュワとして、泡のような感じである。スフレチーズケーキも、スフレのひとつである。