実体と実態の違い

実体と実態の違い

- 概要 -

実体は何かのそのものの姿、本当の姿のことを表す。実態は、実際の状態、実情のことである。

- 詳しい解説 -

実体とは何かのそのものの姿、本当の姿のことを表す。実質や正体の同義語である。
古代ギリシャから哲学用語として用いられており、存在しているように見えるものではなく、本当に存在しているものをさす。また、実体の様々な特性を属性という。
ラテン語ではsubstantiaといい、これは英語の物質や実体、要点の意味のsubstanceに通じる。
例えば、「実体のないペーパーカンパニー」などと使用する。

これに対して実態とは、実際の状態、実情のことである。特に、表面上は見えにくい、ありのままの様子や実際のありさまをさす。「実態調査」や「社会の実態を暴く」などと用いられる。
実体が事物の本体を表すのに対して、実態は事物の状態を表す。

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