失神と卒倒の違い

失神と卒倒の違い

- 概要 -

失神は大きなショックを受けたり、強い衝撃や痛み受けたために意識を失うことである。卒倒も同じく、脳貧血や心臓発作、一酸化炭素中毒などの衝撃、あるいは身体の異常により意識を失い倒れることである。失神と卒倒の大きな違いは、失神がただ意識を失うことであるのに対して、卒倒は起立している状態から突然ドサっと倒れることを表す点である。

- 詳しい解説 -

失神とは大きなショックを受けたり、強い衝撃や痛み受けたために意識を失うことである。通常、時間が経てば意識を回復する。
これは大脳皮質全体や脳幹への血流が一時的に遮断され、そのために瞬間的に意識を失う発作をさす。通常、失神が起きる前に目の前が真っ暗になる感じやめまいを感じる。
まためまいや痙攣(けいれん)、意識障害と混同されやすいが、これらは別のものである。例えば、痙攣の場合には失禁することが多いが、失神の場合は稀(まれ)であり、また意識障害に比べて回復も早い。

卒倒も同じく、脳貧血や心臓発作、一酸化炭素中毒などの衝撃、あるいは身体の異常により意識を失い倒れることである。またこのような場合は至急医師の手当が必要である。
また精神的なショックから気を失う場合にも卒倒すると言う。

失神と卒倒の大きな違いは、失神がただ意識を失うことであるのに対して、卒倒は起立している状態から突然ドサっと倒れることを表す点である。従って、寝た状態の人が意識を失っても卒倒とは言わない。

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