地すべりと土砂崩れの違い
- 概要 -
地すべりは、傾斜している斜面の一部や全体が重力によって徐々に下方に移動する土砂移動の現象の一つである。土砂崩れは急傾斜地の土砂が、台風などの大雨や地震によって崩壊し急激に崩れ落ちる現象のことである。
- 詳しい解説 -
地すべりとは、傾斜している斜面の一部や全体が重力によって徐々に下方に移動する土砂移動の現象の一つである。
地滑りの原因としては、主に長期に渡る降雨や雪解けによって地下水位が上昇したり、地震の振動や火山活動によって斜面の形が変化などの自然の要因と、あるいは道路建設などによって地盤の安定性が失われた場合、ダムの建設やため池などの設置により地下水位が変化したことによる人為的な要因がある。
一般に、地すべりの速度は年間数mmから数センチメートルと遅く、目に見えないほど緩やかである。
また地すべりは主に粘土からなる滑り面となって土砂が移動する現象であり、この点が土砂崩れと異なる。
これに対して土砂崩れは急傾斜地の土砂が、台風などの大雨や地震によって崩壊し急激に崩れ落ちる現象のことである。
土砂崩れは、通常水を含まない地盤が急激に大量の水を含むことで流動化することで起こる場合が多い。中でも全層崩壊と呼ばれるものでは、基盤岩と表層の間に水の通り道ができ、両者が完全に乖離(かいり)して、一気に滑り落ちる。
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