刺繍とワッペンの違い

-　詳しい解説　-

刺繍（ししゅう）とは布地などに糸で装飾を施す手芸の技術、またその作品などのことをさす。刺繍には糸だけでなく、スパンコールやビーズ、真珠などが用いられる場合もある。刺繍のテクニックにはチェーン・ステッチ、ランニング・ステッチ、サテン・ステッチなどがある。
刺繍の種類には最も一般的なタイプの刺繍であるフランス刺繍、日本の伝統的な技術である日本刺繍など様々なものがある。日本刺繍は錦糸を使い、着物や帯や相撲取りの化粧廻しなどに施される。また木綿の強度を増すために施される刺し子は、最近では海外でも人気である。
手刺繍は非常に手がかかり効果であるので、最近では一般に見られるもののほとんどが機械刺繍によるものである。

一方ワッペンとはジャケットやブレザーの胸や腕、帽子などに施す模様を縫い付けた飾りのことである。元はドイツ語のWappen（紋章）の意味である。しばしば紋章の形のフェルトに刺繍が施してある。