砂糖と黒砂糖の違い

-　詳しい解説　-

黒砂糖と砂糖は、同じものであるが、料理やお菓子作りなど目的に合わせて砂糖を使い分けることができる。

砂糖は、サトウキビやてん菜など砂糖のもとになる植物から作られる甘味料である。サトウキビから作られるものは、製法により、上白糖、グラニュー糖、ざらめ糖、赤ざらめ糖、三温糖、黒砂糖がある。てん菜から作られるものはてん菜糖、甘藷から作られるものは甘藷糖という。

黒砂糖は、サトウキビのしぼり汁をそのまま煮詰めて作るもので、不純物を取り除いていない分、ミネラルなどの栄養分が豊富に含まれている。例えば、100gあたりの黒砂糖と上白糖を比較したとき、カロリーは上白糖の方が高くなり、カルシウム、リン、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2は黒砂糖には残っているが、上白糖では加工される過程でほぼ取り除かれてしまう。甘みとしては、黒砂糖のほうが栄養素も組み合わさって強く感じられる。