サツキマスとアマゴの違い

サツキマスとアマゴの違い

- 概要 -

降湖型や降海型がサツキマスと呼ばれるのに対し、河川残留型はアマゴと呼ばれる。
すなわち、同じ魚でも河川に残って一生を過ごす個体はアマゴと呼ばれ、それが餌不足など何らかの理由で降海した場合はサツキマスになる。

- 詳しい解説 -

サツキマスとはサケ科の魚で、日本の固有種である。天然のサツキマスは本来神奈川県西部より西の本州太平洋岸、また琵琶湖、四国、九州の一部でのみ見られたが、近年は放流により分布が乱れている。サクラマスの亜種とされ、姿も非常に似ているが、サクラマスと違いアマゴがサツキマスになっても背部に朱点は消えずに残っている。
サツキマスは降海しても、鮭と違い海で大回遊はせず、沿岸部で群れて生活する。降海から1年で成熟し、4月から6月にかけて遡上を始める。

特に降湖型や降海型がサツキマスと呼ばれるのに対し、河川残留型はアマゴと呼ばれる。
すなわち、同じ魚でも河川に残って一生を過ごす個体はアマゴと呼ばれ、それが餌不足など何らかの理由で降海した場合はサツキマスになる。また、逆にサツキマスの雄と雌から生まれた稚魚が全て降海するわけではなく、アマゴとして河川で一生を過ごす場合もある。

このように同じ魚の中から降湖型や降海型と河川残留型とが出現する理由はまだ解明されていない。

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