財産と資産の違い
- 概要 -
財産は個人や団体が所有している経済的な価値のあるものの総称である。資産は特に個人や法人などの団体が所有する金銭的な価値、つまりお金で計算することのできる財産をさし、金銭や土地、建物などをさす。現金や有価証券は典型的な資産の一つである。また債権や借地権、特許権や商標登録権などの財産上の権利も資産である。
- 詳しい解説 -
財産とは個人や団体が所有している経済的な価値のあるものの総称である。利益をもたらすものであれば、財産は有形でも無形でもありうる。その中でも個人が所有するものは私有財産、国が所有するものは国有財産、地方公共団体が所有するものは公有財産という。また情報などについては知的財産と呼ばれる。
また財産には金銭的に価値があるだけでなく、精神的に価値があるものをさす場合もある。例えば健康や経験やスキル、家族、友情、人間関係などについても財産ということがある。
それに対して、資産とは特に個人や法人などの団体が所有する金銭的な価値、つまりお金で計算することのできる財産をさし、金銭や土地、建物などをさす。現金や有価証券は典型的な資産の一つである。また債権や借地権、特許権や商標登録権などの財産上の権利も資産である。
特に、現金預金や受取手形、売掛金など一年以内に現金にすることができるものは流動資産と呼ぶ。それに対し、一年以上継続的に保有される資産は固定資産と呼ぶ。これには不動産や知的財産権、借地権、漁業権、鉱業権などが含まれる。
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