戸籍抄本と住民票の違い
- 概要 -
戸籍抄本は、戸籍に記された者のうち、指定した者についてのみ転写した証明文書のことである。住民票は、各市町村ごとに住民基本台帳にまとめられており、現住所の証明や人口調査、または選挙人の登録などに用いられる。
- 詳しい解説 -
戸籍抄本とは、戸籍に記された者のうち、指定した者についてのみ転写した証明文書のことである。現在は戸籍抄本ではなく戸籍個人事項証明書と呼ばれる。これに対して、以前はこの戸籍全部を転写したものを戸籍謄本といっていたが、今は戸籍全部事項証明書となっている。戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)は、本籍地のある役場でしか取得することができない。本籍地が遠方の場合は郵送で取り寄せることもできる。
一方住民票とは、各市町村ごとに住民基本台帳にまとめられており、現住所の証明や人口調査、または選挙人の登録などに用いられる。住民票に関する届け出としては、別の市町村から越して来た場合は転入届け、同市内で引っ越す場合は転居届、別の市町村に移る場合は転出届けを出す必要がある。
戸籍が本籍地と親子関係や婚姻関係、生年月日など、その人の親族関係に関するものであるのに対し、住民票は個人のものであり、住所とそれに関するものの証明文書であるといえる。
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