外科と美容外科の違い
- 概要 -
外科は手術によってケガや病気を治療する臨床医学の分野である。美容外科は美容上の観点、美意識に基づいた見た目の改善のために外科的な治療を行う医学の一つである。
- 詳しい解説 -
外科とは手術によってケガや病気を治療する臨床医学の分野である。外科には様々な種類があり、扱う対象によって脳外科、心臓外科、小児外科などがある。また、近年独自に発達した外科の専門分野として脳神経外科、口腔外科、整形外科、形成外科、などがある。
手術を行う外科に対して、手術によらない医学を内科という。
外科は人体解剖学が確立し、消毒や特に19世紀以降の麻酔の技術的な進歩により大きく発展した。また戦後は人工心肺の開発などで急速に発展し、さらに近年も最新の技術を用いた手術や治療方法の開発や発展が続いている。
一方、美容外科とは美容上の観点、美意識に基づいた見た目の改善のために外科的な治療を行う医学の一つである。外科の中でも形成外科の一部に入り、その技術を応用したものである。形成外科は外傷によって生じた変形や先天性の奇形などを修復したり再建したりするのが目的であるのに対し、美容外科では豊胸手術や鼻を高くする隆鼻術(りゅうびじゅつ)、二重まぶたにする手術など個人の好みに合わせた外科手術が行われる。
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