クリスマスとクリスマスイブの違い

-　詳しい解説　-

クリスマスとクリスマスイブは、キリスト教の始祖、イエス・キリストに関連する宗教行事である。

クリスマスは、12月25日であり、イエス・キリストがこの世に生誕した日である。キリスト教徒にとっては、12月25日は聖なる日であり、家族で集まってお祝いをする日である。敬虔な信者は、教会に行ってミサを行なう。

クリスマスイブは、12月24日であり、イエス・キリストの生誕前夜をお祝いする日である。キリスト教徒にとって、12月24日も聖なる夜である。

キリスト教を国教と定めている国では、12月24日〜12月26日の間は祝日としている所が多い。この間、家族で集まってお食事や会話を楽しんだりする日であり、たとえば、結婚しているカップルの場合、12月25日は妻の実家に集まり、12月26日は夫の実家に集まる、といった感じで決めている人も多い。

なお、現在のように、もみの木にクリスマスデコレーションを飾るようになったのは、中世の時期にドイツの黒い森地方にあったケルト文化がキリスト教に取り入れられたものであり、クリスマスプレゼントを交換するようになったのは、アメリカの商業主義が入ったからである。

日本のクリスマスは、宗教色が無い単なるイベントで、すぐに年始を控えていることもあり、どちらかというとカップルで過ごす日になっている。