木と草の違い

木と草の違い

- 概要 -

一番大きな違いは、木の幹と草の茎の違いにある。木の樹皮の内側には形成層と呼ばれる組織があり、そこが成長して幹は年々太くなっていく。これに対して草には形成層が存在せず、ある程度成長すると茎はそれ以上太くならないという特徴がある。

- 詳しい解説 -

木と草はともに植物の一つで、光合成によって成長する。それぞれ互いに区別するために木本(もくほん)、草本(そうほん)ともいう。
一般に木は大きく、草は小さいイメージがあるが、例えばバラは木本に入るが小さく、一方ヒマワリやバナナは草本であるが1メートル以上にも成長する。

一番大きな違いは、木の幹と草の茎の違いにある。木の樹皮の内側には形成層と呼ばれる組織があり、そこが成長して幹は年々太くなっていく。これを肥大成長という。形成層で作られた細胞の寿命は1年ほどで、その後不要になった細胞は死に木化する。これにより幹には年輪ができる。
また木は草と違い、中には何十年、何百年と成長を続けるものがある。

これに対して草には形成層が存在せず、ある程度成長すると茎はそれ以上太くならないという特徴がある。ただし、竹は幹に対する部分が固く空洞で形成層は存在しないため、一定期間を過ぎるとそれ以上太く成長しない。しかし例外的に木に分類されている。

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