帰郷と帰省の違い

帰郷と帰省の違い

- 概要 -

帰郷、帰省ともに故郷に帰ることを意味し、今日ではほぼ同義に用いられる。
ただし、帰省は単に帰郷するという意味だけでなく、故郷に帰ってそこで父母を見舞うことという意味もある。

- 詳しい解説 -

帰省の「省」には「省みる、よく見る」という意味があるように、元々は帰省とは、親元を離れて身を立てている子どもが、故郷に帰って両親の安否を確かめる挨拶の意味があった。
それが、近代に入って親元を離れて生活する人が増えるに連れ、徐々にただ故郷に帰るという意味になっていった。

また都市圏で働き暮らす子の家族が年末年始やゴールデンウィーク、また盆などに一斉に地方の故郷に帰ることで交通渋滞などが起こることを帰省ラッシュという。この帰省ラッシュという言葉ができたのは高度成長期であった。

ちなみに里帰りは新婦が結婚後初めて実家に帰る伝統的な風習であり、祝言のあと三日後から五日後に行われることが多かった。今日では単に妻が一時的に実家に帰ることについても里帰りという。

この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?