飢餓と飢饉の違い
- 概要 -
飢餓は、長期間にわたって食糧が不足している状態が続いていることによって栄養不足になり、健全な発育を妨げ、病気や最悪の場合は命に関わる状態になる。飢饉は、自然条件(異常気象による干ばつや洪水、火山噴火による降灰など)あるいは人為的条件(紛争など)により、その地域では農作物が不作になったり、あるいは収穫することができず、食糧不足に陥ることである。
- 詳しい解説 -
飢餓と飢饉は、ある状況に陥った人々が食糧不足による飢えで苦しむ状況であることは共通しているが、根本的な意味が異なる。
飢餓は、長期間にわたって食糧が不足している状態が続いていることによって栄養不足になり、健全な発育を妨げ、病気や最悪の場合は命に関わる状態になる。成長期の子供は発育不良になりあらゆる病気や知的障害などを発症、大人は病気を発症するだけでなく、健康状態の悪化により社会活動が困難になることがある。
飢饉は、自然条件(異常気象による干ばつや洪水、火山噴火による降灰など)あるいは人為的条件(紛争など)により、その地域では農作物が不作になったり、あるいは収穫することができず、食糧不足に陥ることである。飢饉は長期間続くものではなく一時的である。
このようにして何らかの原因により飢饉が発生し、その原因となる問題が解決されず長期化すると、慢性的な飢餓におちいるのである。こういった問題を抱えている地域に対して、国連をはじめとする国際社会が食糧援助活動を行なっているが、限定的であり、問題の根本的な解決には至っていない。
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