カントリーとフォークの違い

-　詳しい解説　-

カントリー、あるいはカントリー・ミュージックとはアメリカの南部で生まれた音楽のスタイルの一つで、カントリー＆ウェスタンなどとも呼ばれる。ヨーロッパの伝統的な民謡やケルト音楽、ゴスペル音楽などの影響を受けて20世紀の初頭に生まれた。
カントリー・ミュージックはアメリカのみならずカナダ、オーストラリアなどでも人気があるが、ファン層は主に白人が中心である。
音楽の世界観はどちらかというと保守的で、現代のカウボーイ文化やレッドネックと呼ばれる北米の田舎に住む人の世界観を描くものである。
またカントリー・ミュージックに合わせて一列に並んで同じ振り付けで踊るラインダンスや、男女ペアで踊るツーステップというダンスがある。

一方フォーク・ミュージックは元々は民謡や民俗音楽の意味であるが、現代では民謡から発展したポピュラー音楽も含む。発祥はカントリー・ミュージックとほぼ同じだが、より政治性やメッセージ性が強く、社会批判や反戦などのプロテスト音楽の側面を持つ。ギターの伴奏に合わせての弾き語りスタイルが多い。