寒天とゼラチンの違い
- 概要 -
寒天は、テングサやオゴノリなどの海藻から採れた粘液を凍結、乾燥した日本特有の食品。ゼラチンは、動物の骨や皮、腱などのコラーゲンを煮て抽出したものである。
- 詳しい解説 -
寒天とは、テングサやオゴノリなどの海藻から採れた粘液を凍結、乾燥した日本特有の食品である。使い方は、まず水でふやかした後、水などで煮溶かして使用する。
牛乳寒や、みつ豆、ところてんにして食べたり、羊羹(ようかん)などの和菓子にも用いられる。
また、科学の実験においては、培養液に寒天を加えて寒天培地としても用いられる。
これに対してゼラチン(Gelatin)とは、動物の骨や皮、腱などのコラーゲンを煮て抽出したものである。食用だけでなく工業用としても利用される。ゼラチンは、寒天に比べて凝固性が低い。
温かい液体にゼラチンを加えて冷やすと、ゼリー状に固まる。寒天と違い、煮立たせると固まらない。ゼリーやババロア、ムースを作るのに使用する。
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