関西と関東の違い

-　詳しい解説　-

関西とは関東に対して関所の西という意味であり、京都、大阪、兵庫、奈良、滋賀などの近畿圏一帯をさす。一方、関東は関所の東の意味で、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城など関東地方一帯をさす。
関西と関東の違いは方言、習慣、食べ物など多岐に渡る。

特に食べ物の違いは顕著で、例えば和食の定番メニューの肉じゃがでは、関東では豚肉を使用し醤油味が濃いのに対して関西では牛肉で味付けは薄めである。ちなみに関東では肉といえば豚肉をさす場合が多いが、関西では肉といえば牛肉をさし、豚肉は豚肉、鶏肉は鶏肉やかしわと呼ばれる。
麺類に関しても関西ではうどんの消費が多いのに対し、関東では一般にそばやラーメンが好まれる。また関東で一般的なたぬきうどんは関西には見られない。
食パンは関東では６枚切りが多く、関西では５枚切りの方が好まれる。
おでんの具についても、関東ではちくわぶやはんぺんが好まれ、すじというと練りものをさすが、関西ですじというと牛すじをさす。牛すじは関西ではおでんの具の定番である。