科目と教科の違い

-　詳しい解説　-

科目と教科は、文部科学省が定めた小学校、中学校、高校、専門学校などにおける教育体系のひとつである。

教科は、分野毎の体系のおおもとになるものである。「人文科学」「社会科学」「自然科学」「総合科学」「応用科学」「学校独自の課程」と分けられている。

科目は、教科に属するものである。「人文科学」では、国語、外国語、芸術、宗教、道徳がある。「社会科学」では、社会、商業、福祉がある。「自然科学」では、算数、数学、理科、理数がある。「総合科学」では、生活、技術・家庭、情報、保健体育、特別活動がある。「応用科学」では、専門学校等における専門的な内容がある。

小学校は初等教育とされ、基礎となる内容を学び、中学校（中等教育）では基礎を更に発展させ、高校（高等教育）ではそれぞれの分野を細分化させて専門的な内容を習得していくよう、段階的にカリキュラムが組まれている。このカリキュラムを元に、各都道府県の教育委員会のもと、各学校毎でシラバス（年間スケジュール）が設定される。