ガソリンと灯油の違い

-　詳しい解説　-

ガソリン（Gasoline）とは沸点が30℃から200℃くらいの揮発性の液体で、石油製品の一つである。揮発油（きはつゆ）というのもガソリンのことである。英語では単にガスGasということが多い。
内燃機関の燃料であり、ガソリンエンジンや携帯用コンロなどに用いられるが、最も多く消費されるのは自動車用のガソリンとしてである。ガソリンは常温では無色透明だが灯油や軽油と区別するために着色されており、日本ではオレンジ色に着色するよう定められている。
揮発性が高く強い臭いがする。

これに対して灯油（とうゆ）とは、原油の常圧蒸留とその後の精製によって得ることができる石油製品である。灯油の成分のほとんどがケロシンで、灯油とはケロシンを暖房やランプなどに利用するため家庭用に調整した製品であるといえる。
石油ストーブや石油ファンヒーターのために用いられることが多い。
灯油はガソリンスタンドやホームセンターなどで販売しており、各家庭に配達される場合も多い。持ち運びにはポリタンクが使用される。