家計簿と簿記の違い

-　詳しい解説　-

家計簿とは家計における収入と支出を記入する帳簿のことである。家計を健全に保つことが目的であり、お金を貯めたり無駄な支出を抑えたりする際に役立つ。かつては家計簿に手書きで記入していくのが一般的であったが、現在は様々な家計簿ソフトやスマートフォンのアプリが出ている。またレシートを携帯電話などのカメラで読み取り、それをデータに変換してくれるアプリなどもある。

一方、簿記とは一定期間の経済活動を記録、計算し帳簿に記録していき、これにより資産や負債の増減を管理し、さらに一定期間の収益と費用を記録する制度である。家計簿が過程の収入と支出を記録するものであるの対し、簿記は企業の経理を記録するための制度といえる。
表記方法により単式簿記と複式簿記があるが、一般的に簿記というと複式の商業簿記を差す場合が多い。商業簿記とは商品を仕入れて販売する会社の財務管理をするための簿記であり、これに対して、工業簿記とは材料を仕入れ製造し、それを販売する会社の財務管理をするためのものである。