確定申告と年末調整の違い

-　詳しい解説　-

確定申告とは個人が１年間（１月１日から12月31日まで）の課税期間のうち、その間の所得の全てを計算し、それに対する所得税額を確定し、申告および納税する手続きのことである。毎年3月15日が申告期限となっている。確定申告は給与所得のみではなく、個人の所得全てを対象としており、株式や不動産などを売却した場合の所得や年金による所得などあらゆるものが対象となる。
確定申告は報酬を受け取った後での精算となり、税金が後払いとなるため、計画的にお金を管理する必要がある。

一方、年末調整とは、勤務先の会社や役所などが給与所得者に対して源泉徴収によって１年間を通して徴収した所得税に対して、その過不足を調整する手続きのことである。秋から年末にかけて行われる。確定申告によって年に１回まとめて納税するのとは異なり、生命保険控除などが含まれておらず正確ではないため、年末調整によって超過分が返金されたり、追加で給与から天引きされたりする。