介護福祉士と社会福祉士の違い

-　詳しい解説　-

介護福祉士とは介護などの社会福祉業務に携わる人の国家資格であり、一般にケアワーカーやホームヘルパーと呼ばれる。福祉系の大学や専門学校を卒業すると、自動的に介護福祉士の資格が得られる。
介護福祉士の仕事は、デイケアセンターや介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、障害福祉サービス事業所などで、主にお年寄りや身体の不自由な人の食事、入浴、排泄などの介助をすることで、仕事は主に肉体労働である。

一方、社会福祉士とは日本のソーシャルワーカーの国家資格である。身体上あるいは精神上の障害がある人、または生活環境により日常生活に支障がある人たちから相談を受け、助言を行うのが仕事である。施設や病院などで相談員として勤務し、施設の利用者の相談内容を受け、適切な福祉サービスを助言したり、施設に入所するときの手続きなどではその家族と話し合ったりする。福祉に関する法律や制度のみならず心理学などにも精通している必要があり、介護福祉士よりも資格を取るのが難しい。