塩分とナトリウムの違い

塩分とナトリウムの違い

- 概要 -

塩分は、一般には塩と呼ばれており、化学結合で表示すると塩化ナトリウム(化学式:NaCl)が正式名称になる。ナトリウムは、ナトリウム(Na)単体を表わしている。

- 詳しい解説 -

塩分とナトリウムは、異なる物質である。

塩分は、一般には塩と呼ばれており、化学結合で表示すると塩化ナトリウム(化学式:NaCl)が正式名称になる。これはナトリウム(Na)と塩素(塩化イオン Cl)という原子物質が結合してできるものなのである。

ナトリウムは、ナトリウム(Na)単体を表わしている。

よって2つの物質が結合してできた塩分は、ナトリウムの2.54倍の重量があることになる。ここで食品表示等では見方に注意する必要がある。たとえば、食品の成分表示欄にナトリウム300mg(3g)と表記されていたら、300mg(3g)×2.54=7.62gとなり塩分相当量は7.62gということになる。メーカーによっては塩分とナトリウムを両方併記している場合もあれば、ナトリウムのみを表示している場合もあるので、塩分取得制限がある人はここに注意する必要がある。

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